こんにちは、セラミド化粧品DSRの西川です。
年に一度のビッグセールも終わりましたが、おかげ様で嬉しい悲鳴を上げることができ、依然として社内がバタついております今日この頃。
セール準備に入る前に行いました、会議の内容をお届けいたします。
今回は、化粧水的位置づけの、エッセンシャルモイスチャライザーBXについてです。
アンケート詳細:【詳細】エッセンシャルモイスチャライザーBX 試作品#3アンケート結果
アスタキサンチンからパプリカへ変更決定!
エッセンシャルモイスチャライザーBXは、エッセンシャルモイスチャライザーL、エッセンシャルモイスチャライザーLXの後継となる、しっとりタイプの美肌モイスチャライザー。
光老化(シミ、シワ、たるみなど)の予防のため、抗酸化成分を配合することが決まっていました。
しかし、LXに入っていた「赤いアスタキサンチン」が、以前より問題になっておりました・・・そのにおいのせいで!
顔に鮭をのせたようなにおい・・・
今回のモニターアンケートで頂いた、衝撃のご感想です。
こういった原料臭は香料で打ち消すのがセオリーです。
しかし、繰り返しになりますが、シェルシュールでは敏感肌の方のことを第一に考えております。香料はお肌にとって刺激になる可能性があるため、極力使いたくありません。
しかし、良い気分で過ごしたいスキンケアタイム、お顔に鮭は乗せたくないですよね。
ということで、日本全国津々浦々、アスタキサンチンを超える抗酸化成分を探して参りました!(多少表現がオーバーです)
そして見つけたのがこちら!
パプリカ由来の抗酸化成分でした。
エッセンシャルモイスチャライザーBXのにおいはいかがでしたか。
また、こちらについてお声もよくいただいておりました。
エッセンシャルモイスチャライザーBXの色がメイクなどに影響しませんでしたか。
(普段より血色がよく感じる、赤く見えるなど)
やはり色素が気になるという方もいらっしゃいましたが、概ね改善されたとのことで、はい、二安心いたしました!
パプリカ由来の抗酸化物質を選んだ理由は、抗酸化力だけじゃなかった!
アスタキサンチンの化粧品原料はアスタキサンチン成分以外に、化粧品に配合しやすくするための成分がいくつか入っていたのですが、パプリカ原料はそういった成分もシンプルで、よりよいと判断しました。
しかも、アスタキサンチンより活性酸素を消去する力が高いのです!
そのシンプルさと高い抗酸化力が、敏感肌にはベストだと思ったので採用しました。
パプリカ由来の抗酸化成分とは「カプサンチン/カプソルビン」という成分名で配合されている、赤ピーマンに含まれる赤色色素のことでカロテノイドの一種です。
浸透が早く、べたつかない!
正直、エッセンシャルモイスチャライザーは、モイスチャーマトリックスと比べて地味な存在ですが、その、縁の下の力持ちとしての役割を果たすべく、使用感にこだわって処方しております。
エッセンシャルモイスチャライザーBXはもともととろみのあるタイプとして開発しておりますが、従来のエッセンシャルモイスチャライザーLXよりもとろみやべたつきを抑えることにより、このようなご意見を頂きました。
笑点だったら座布団が乱発されそうな例えに、中村が大爆笑しておりました。
結果べたつきも抑えられ、このようなメリットも感じて頂けたようです。
エッセンシャルモイスチャライザーBXは、スキンケアプロセスの中の一つのアイテムとして、その役割を果たしてくれそうです!
改善の大きな目玉であった抗酸化成分は、すぐに効果が分かるものでもなく、なかなか「変化」を感じて頂けるものではありませんが、概ね高評価を頂いたので、基本的には製品化に進みたいと考えております。
今回も、真摯なご意見を沢山いただき、ありがとうございました。